台風

ぎりぎり家に帰れてよかった。
子どもの頃は、明日学校休みになるかなぁ～
などと考えていたが、
大人になった今は、憂鬱以外のなにものでもない。

明日の朝は、雨がやんでいるだろうか。

大きな学校

国技の相撲がゆれている。
ニュース、電車の広告、雑誌・・・
朝青龍問題は、今まさに社会現象になっている
････のか。

私は、相撲が大好きで、子どもの頃は、
千代の富士の大ファンだった。

相手の攻撃を受けて、最後は横綱の力を
魅せて勝つ。これが大横綱だ。
そういった意味で私は朝青龍は素晴らしい
力士だと思っているし応援してきた。
今その横綱がたたかれ続けている。

私は、ふと小学校のことを思い出した。
部活をずる休みしたのがばれて、
いじめられた子のことを。

今のテレビのやり方は、大きな学校でのいじめのようだ。
朝青龍に非はあれど、テレビ自体に善悪を裁く権力は
ないはずだ。

朝青龍は、しっかり謝って、またあの素晴らしい技を
見せて欲しい。
まだまだ衰える年齢ではないはずだから。

怒る人々

最近の携帯電話の機能は目を見張るばかりだ。

あまりにたくさんの機能がついているために、
古い携帯についていた知らなかった機能を、
新しい携帯に変えてから初めてしるという
笑い話のような現実がつい最近あったくらい。

機能も複雑だが、料金プランも複雑で、
よく携帯会社の窓口の方達も、理解力のない
私などに丁寧にわかりやすく説明してくれると
思ったくらい。

が、よく伝わらない人もやはりいるわけで、
男性が威圧的な態度で、窓口の方を怒鳴っている。
最近、こういった光景をよく見る。
男性だけでない、女性も威圧的な態度をとるし、
年代も若い人も、年配の人も同じ。

俺のお金で飯を食っているんだろ！

その男性が怒鳴る。
その場の空気が凍る。

窓口の人は機械じゃない。
もちろんプロ足るべきなら、人を選んではいけないのだろうが、
誠心誠意尽くしたい人とそうでない人がいるだろう。

仕事人としては私の考えは甘い。

だが、いくらお店の人とはいえ、私は人間として
対等に関わりあいたいと思っている。

背伸び

先日、学生時代の友人と十年ぶりに飲んだ。
卒業してからのこと、同級生のこと、今の仕事のこと･･･
長い年月を埋めるかのように、いろんな話をした。

30歳を過ぎると、社会人としての経験もそれなりに出てくる。
また、私たちの頃は、まさしく不況のど真ん中で、
就職活動もままならない厳しい状況だった。

何とかしがみついた職場も、厳しい職場環境のため、
自分のスキルをアップし、違う職場へと移ろう努力した。
その努力がみのりつつあるのがこの年でもある。

皆、実績を積み、スキルを上げ、転職していた。

私は、その皆の話を聞き、相槌を打つ。
私も転職を経験した身であるが、
果たして皆のように、計画性をもったものだったか。
自分がやってきたことが、自分自身で誇れるだろうか。
今の自分が、将来の自分につながった努力をしているだろうか。

自分の近況を話しながら、もう一度自分自身を振り返る。
皆が一瞬うらやましく思ったが、私は私なのだ。

今の身を幸せに思い、自分のやれることを精一杯やればいい。
そう自分に言い聞かせ、皆と再開を誓った。

夏の思い出

9月に入り、月曜日から学生で朝のラッシュが復活すると思うとぞっとする。
学生は永遠に夏休みでいいと思う。
・・・・とはいかないが、長い長い休みで体のリズムをとりもどすには、
日にちがかかることだろう。

受験生だったときによく言われた言葉は、「夏を制するものは受験を制する」という言葉だった。
本当にそうなのか、半信半疑だったが、自分の時間をフルに活用できるこの時期は、
図書館や塾の自習室などで不得意科目などを重点的にできたこともあり、成績がぐんと
あがる経験をした。

今年の受験生のみんなはどうだったのだろうか。
受験戦争などと言われた一時期に比べ、競争率などは下がったのかもしれないが、
それでも一人一人に与えるプレッシャーは、今も昔も変わらない。

成功しても、失敗しても、このプレッシャーを乗り越えるを経験することは、
自分に何かしらのメリットがある。
そう、社会人生活が長くなるにつれ自覚できるようになった。

経験するだけではその人にとってただの経験のままだが
大切なのはその経験を活かす術があるか。

私はようやくそれを身につけはじめたのだろう。
春に笑えるように、そして、素晴らしい経験を身につけておくためにも、
受験生にエールを送る。

ただ、通勤ラッシュが復活するのは、･･･勘弁して欲しい。